湯芽工房の使い方

「種子消毒」60℃で10分間!!

温湯種子消毒とは農薬を使わずに60℃のお湯に10分間種籾を浸して、種子伝染性の病害虫を防除する技術で、農薬使用と同等の消毒効果と90%以上の発芽率を確保できるとの成果報告が出されています。
この技術を簡単・確実に行っていただくため、国や県の試験研究機関と共同研究を進め、実用化した製品が「湯芽工房」です。

※品種によっては90%を下まわる種籾もありますので、事前に発芽に対する安全性を確認してください。

1.塩水選

重く充実した種籾を選びます。
※必ず比重は1.13以上で行って下さい。
※塩水選を徹底させることにより病気の予防にもなります。

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2.水洗い/水切り

よく水洗いを行い、種籾から塩分を取り除きます。水洗い後、十分に水切りをします。

3.風 乾

種モミを天日に広げて完全に乾かします。(2〜3日・水分約15%位まで)
※乾燥が不十分だと発芽不良を引き起こします。

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4.袋詰め

アミ袋の1/2を目安に袋詰めをします。
※アミ袋は余裕のあるもの(10kg位入るもの)を使用してください。
※入れすぎは、消毒効果の低下や発芽ムラの原因になります。

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5.水を張る

水またはお湯(60℃以下)を180リットル(YS-200L)まで入れます。

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6.水温を60℃にセット

設定水温を60℃にセットし、保温パネルでふたをして、60℃になるまで3〜4時間待ちます。
※最初からお湯を入れておけば時間の短縮になります。

7.時間を10分にセット

タイマーの設定を10分にセットします。(スイッチはまだ入れません。)

8.温湯消毒準備

1回に2袋、浸漬カゴに入れます。
※水温が下がり過ぎるので、浸漬カゴに種籾を入れ過ぎないで下さい。

9.消毒開始

浸漬カゴをお湯の中に沈めながら2〜3回上下に揺さぶり、アミ袋の中に素早くお湯が行き渡るようにしながら、噴射装置の真上にくる様に置きます。

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10.タイマースイッチを押す

タイマースイッチを押すと、動作ランプが点滅し、カウントダウンが始まります。
保温パネルでふたをして、所定の時間まで消毒させます。

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11.消毒終了

ブザーで知らせます。タイマースイッチを押してブザーを止めます。

12.冷 却

ただちに浸漬カゴを上げ、種籾を流水中で冷却します。

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消毒後の保存

流水中で冷却後、すぐに浸種しない場合は、種籾を袋から出し、十分に乾燥(水分含有率15%程度)後、冷涼な場所に保管することにより、3ヶ月までは発芽に影響は出ません。

 

温湯消毒の諸注意

 

温湯消毒の注意事項

  • 新しく保存状態の良い健全種子を使用して下さい。
    (比重1.13以上のもの、あるいは粒径2.2mm以上のもの)
  • 温湯消毒に使う種籾は、必ず水分15%以下の乾モミを使って下さい。
    濡れた種籾で行うと発芽不良の原因となります。
  • 1回あたりの処理量は、規定量を厳守して下さい。
    入れ過ぎは、消毒効果の低下の原因となります。
  • 温湯種子消毒は、60℃10分間を厳守して下さい。
    ※ 品種によっては、60℃10分間でも発芽率が90%を下回る場合があります。
    不明な品種の場合、普及指導機関等に問い合わせて下さい。
    特に、陸稲・モチの場合は、60℃10分間では発芽への影響が大きいため60℃6分間消毒、処理量は通常の半分で行って下さい。

 

温湯消毒後の注意事項

  • 冷却後すぐに浸種しない場合は、日陰で充分に乾燥(15%以下)してから保存して下さい。
    (乾燥が不充分ですと、カビの発生の恐れがあります。)
    充分に乾燥後、春先なら通気性の良い温度変化の少ない場所で1ヶ月、15℃以下の低温下で3ヶ月程度は保存できます。
  • 温湯消毒した種籾は、化学農薬による消毒と異なり、消毒後の感染に対して無防備です。消毒後は絶対に病原菌等に接触しないように注意して下さい。
    浸種する際は、温湯消毒した種籾と、薬剤殺菌した種籾や殺菌していない種籾を同じ容器で浸種しないで下さい。
  • 温湯消毒後の種籾保存のため乾燥させる場合は、消毒済みのシート類を使用して下さい。
    育苗箱や苗箱・アミ袋・播種機・浸種用の容器など、育苗に関する資材は新しい物をしようするか、消毒を行なってから使用してください。
    前年に病害が発生した場合、育苗に関する資材全てに菌が残っている可能性があります。
  • 温湯消毒した種籾は、きれいな水で充分に浸種して下さい。
    2日に1回は水を交換し、水温が高くならないように(15℃以下)注意して下さい。
    浸種作業から催芽作業へ進む場合は、必ず水を交換して下さい。
  • 育苗初期までは温度管理に留意し、30℃以上の高温には長時間遭遇させないで下さい。
  • 種子伝染性病害虫には、温湯消毒の効果はありますが、土壌伝染性の病害に対する消毒効果はありません。
    特に、水田土や山土を育苗土に用いる場合には、防除基準に準じて防除して下さい。

 

 

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